
畳を脱いで、暮らしをまとう。和室からフローリングへ、静かな模様替え
2026.01.08
- リフォームの豆知識
目次
1. 和室をフローリングに変えるという選択
2. 畳撤去から下地づくりまでの工程
3. フローリング化で広がる暮らしの可能性
4. 和の空気感を残すための工夫
5. 施工後に感じる変化とまとめ
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1. 和室をフローリングに変えるという選択
今回の施工は、長年使われてきた和室の畳を撤去し、フローリングへと変更するリフォーム事例です。畳のある暮らしは落ち着きや趣がありますが、ライフスタイルの変化により「家具を置きやすくしたい」「掃除を楽にしたい」「洋室として使いたい」といったご相談をいただくことが増えています。特に在宅ワークや収納の自由度を求める方にとって、フローリングは実用性の高い選択肢です。和室の良さを理解したうえで、今の暮らしに合う形へとアップデートする——そんな前向きなリフォームとして今回の工事が始まりました。
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2. 畳撤去から下地づくりまでの工程
施工はまず、既存の畳をすべて撤去するところからスタートします。畳を外すと、普段は見えない床下地が現れ、部屋の構造をしっかり確認することができます。その後、フローリングを施工するために高さや強度を調整しながら、新たに下地組みを行います。今回の事例では、木材を等間隔に組み、床鳴りや沈み込みが起きにくいよう丁寧に調整しました。この下地づくりは仕上がりの質を左右する重要な工程で、見えない部分だからこそ、時間をかけて確実に行うことが大切です。
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3. フローリング化で広がる暮らしの可能性

フローリングにすることで、部屋の使い方は大きく広がります。ベッドやソファ、デスクなどの脚物家具が安定して置けるようになり、インテリアの選択肢も一気に増えます。また、キャスター付き収納やワークチェアも使いやすくなり、日常の小さなストレスが軽減されるのも魅力です。畳に比べて掃除がしやすく、ダニや湿気対策の面でも安心感があります。和室という枠にとらわれず、「自分たちの暮らしにフィットする一部屋」として再定義できるのが、フローリング化の大きなメリットです。
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4. 和の空気感を残すための工夫

今回の施工では、床はフローリングに変えつつも、障子や柱、天井など既存の和の要素はそのまま活かしています。すべてを洋風に変えるのではなく、和と洋を程よくミックスすることで、空間に落ち着きと個性が生まれます。フローリングの色味も、主張しすぎないナチュラルなトーンを選ぶことで、和室特有の柔らかな光や雰囲気と自然に調和します。こうしたバランス感覚が、リフォーム後も「元は和室だった」という記憶を心地よく残してくれます。
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5. 施工後に感じる変化とまとめ
施工後、部屋全体は以前よりもすっきりとした印象になり、同じ広さでもより開放的に感じられるようになりました。荷物の整理や模様替えもしやすくなり、「これからどう使おうか」と考える楽しみが生まれる空間へと変化しています。畳を撤去することに少し寂しさを感じる方もいらっしゃいますが、暮らしに合った形へ変えることは、住まいを大切に使い続けるための一歩です。和室からフローリングへ——それは単なる床の変更ではなく、暮らしを見つめ直すリフォームだと感じさせてくれる事例となりました。




